登録販売者の転職傾向

登録販売者として就職される方に対して現状をお伝えいたします。
現在、登録販売者有資格者は全国で平成22年1月現在79,000人以上おり、毎年急激に増え続けております。
登録販売者資格者として活躍できる職場は主にドラッグストアーですが、多くのドラッグストアーでは社内勉強会を数多く開催し、かなり多くの従業員が合格している企業が数多くあります。
したがってあえて緊急に採用する必要ある企業は大変少ないのが現状です。
また、登録販売者が誕生した当初はスーパーやホームセンターなど医薬品業界に進出しようとしていた企業も多くありましたが、「1週間のうち2分の1以上を、医薬品も販売に充てなければならないと」という厚生労働省令やノウハウ未経験などが壁になって、なかなか進んでおりません。
さらに配置販売業業界も現在は登録販売者や薬剤師の有資格者でなくても配置販売業務が可能であるため、現状は進んでおりません。
通信販売業者も登録販売者を採用して医薬品も取り組もうという動きがありましたが、第3類医薬品しか許可されませんでしたので、この動きも少なくなりました。
現在は経過措置期間ですので旧法での販売形式もまだ可能です。しかし経過措置期間がなくなる1年半後になると状況は変化することでしょう。
コンビニ業界は医薬品業界に進出する動きがありますが、大手ドラッグストアーチェーンと業務提携をしてノウハウや登録販売者を確保する計画で進んでいます。当初は提携ドラッグストアーからの協力で可能でしょうが、多くのコンビ二が医薬品を扱うようになりと、登録販売者の需要は大きく変化します。
登録販売者の手当の件です。地域格差がありますが、当初考えられておいたほど高くはなく社員で月額3,000〜10,000円です。5,000円の企業が多いようです。パートですと800円〜1,200円が一般的です。旧法の薬種商資格者も登録販売者と同じ資格になりましたので、
パートでは薬種商手当大幅に下がってしまったという声も多くあります。
登録販売者の就職状況ですが、現在ではあまり芳しくありません。登録販売者資格だけでは各企業はあまり興味を示しません。取得していて当たり前という考えが出てきました。
むしろ「職務経歴」が重要です。今までどのような仕事をしてきたのか、即戦力になるのかが大切です。履歴書や職務経歴書、面接ではあなたのキャリアを十二分にアピールした方がよいでしょう。
さて今後の動きですが、各県の薬務課や保健所では旧法の医薬品許可店舗を早く改正薬事法の許可店舗に移行するために動いており、各店舗の指導は置き去りになっております。
しかし、1〜2年後にはきちんとした指導がされますので、登録販売者の不足が露呈してしまう企業も出てくると思います。
また、配置薬業界でも登録販売者の不足が出てきます。
つまり、22年には、さほど急激な採用の動きはないようですが23年以降になると出てきます。それに合せて各種専門学校が22年4月より次々と登録販売者の資格を取得させる医薬品販売科(名称は各専門学校で異なりますが)が開講されます。
登録販売者という名称は少しずつ一般の方々にも馴染んで行くことでしょう。
転職を考えている方は
?自分は何が得意なのか
?自分はいったい何をやりたいのか
?どのような事をやっている自分なら意味を感じ、社会のために役立っていると実感できるのか
など自己イメージを確認して、さらにキャリアを磨き、登録販売者転職時期が来たなら、他者に負けない自分になってください。
|